20代、30代、40代と年を重ねるごとに、「フリーターのままではマズい」と転職を考えるけど、
経験なしの業種でも転職することができる?
そんな不安を抱えて、行動に移せないでいる方も多いのではないでしょうか?
しかし、転職サイトやエージェントの中には、提出書類の添削やキャリアプランのアドバイスなどのサポートを提供しているサービスもあるので、上手に活用することでフリーターでもスムーズに転職することが可能です。
目次
- フリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶポイント
- フリーター向け転職サイトを比較
- フリーターに強いおすすめの転職サイト・エージェント
- 【職種別】おすすめのフリーター向け転職エージェント
- フリーターはどちらを選ぶべき?転職サイトと転職エージェントの違いとは
- フリーターが転職エージェントで得られる4つのメリット
- フリーターが転職サイトやエージェントで新たな職場を見つけるときに気をつけること
- フリーターが転職サイトを使いこなすポイント
- フリーターが就職サイトに登録して面接するまでの流れ
- フリーターが就職エージェントに登録して面接するまでの流れ
- フリーターの転職の実態について
- フリーターが就活する方法
- フリーターからの正社員登用が多い職種
- フリーターから就職する際の注意点は?
- フリーターの転職に関するよくある質問
- フリーターにおすすめの転職サイト・エージェントまとめ
フリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶポイント
それでは、まずはじめにフリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶポイントについて解説します。
- 未経験OKの求人がある
- 転職サポートが充実している
- アドバイザーが丁寧な対応をしてくれる
未経験OKの求人がある
フリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶポイントのひとつは「未経験OK・初心者歓迎」の求人があることです。
フリーターの方は、基本的にスキルや経験を持っていないことが多いため、未経験者向けの求人を探して応募することになります。
したがって、未経験OKの求人を多く扱う転職サイト・エージェントを選択する方が就職先は見つかりやすくなると考えられます。
転職サポートが充実している
転職サポートの内容も、フリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶ際に重要なポイントとなります。
転職サイト・エージェントにはさまざまなサービスがあり、転職をサポートする制度が用意されていることもあります。
求人への応募や勤務条件の交渉を代行してくれるなどのサポートもあるため、利用することで転職にかかる労力を減らすことができます。
アドバイザーが丁寧な対応をしてくれる
フリーター向けの転職サイト・エージェントを選ぶ際、アドバイザーの対応にも着目しましょう。
アドバイザーは就活のプロであり、自分に合った求人の紹介などさまざまなサポートをしてくれる存在です。
そのため、就活の成功には丁寧な対応をしてくれるアドバイザーがいることが重要となります。
きちんと自分のことを理解して、適切にサポートしてくれるアドバイザーのいる転職サイト・エージェントを利用しましょう。
フリーター向け転職サイトを比較
おすすめのフリーター向け転職サイト・エージェントについてまとめました。
転職サイト | 求人数 | 対応地域 | 料金 | サポート内容・特徴 |
---|---|---|---|---|
ハタラクティブ | 2,500件以上 | 全国 | 無料 | アドバイザーがマンツーマンでサポート |
リクルートエージェント | 600,000件以上(非公開求人含む) | 全国 | 無料 | 求人数が圧倒的に多い |
キャリアスタート | 記載なし | 全国 | 無料 | 年収アップが目指せる |
DYM就職 | 記載なし | 全国 | 無料 | 優良企業の求人が見つかる |
第二新卒エージェントneo | 記載なし | 全国 | 無料 | 内定後の研修制度がある |
UZUZ(ウズキャリ) | 記載なし | 全国 | 無料 | カウンセラーにいつでも相談できる |
JAIC(ジェイック) | 記載なし | 全国 | 無料 | 無料で受けられる研修セミナー |
えーかおキャリア | 記載なし | 全国 | 無料 | 都合に合わせた面談ができる |
就職Shop | 記載なし | 全国 | 無料 | 書類審査なしで応募できる |
マイナビジョブ20’s | 4,000件以上 | 全国 | 無料 | 適性試験で自分に合った職種がわかる |
※2024年11月時点の求人数
フリーターに強いおすすめの転職サイト・エージェント
1位:ハタラクティブ
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 2,500件以上 |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://hataractive.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- フリーターや未経験の転職に特化
- アドバイザーがマンツーマンでサポート
- 優良企業に就職しやすい
ハタラクティブは、レバレジーズ株式会社が運営する転職エージェントです。
フリーターや未経験からの転職に特化したサービスを提供しており、未経験でもOKの求人を多数扱っています。
ハタラクティブではアドバイザーが利用者のスキルや経歴を聞き取り、それに合わせた求人を紹介してくれるので、自分に合った仕事が見つかりやすいです。
2位:リクルートエージェント
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 350,000件以上 |
非公開求人数 | 250,000件以上 |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://www.r-agent.com/ |
※2024年11月時点の求人数
- 求人数が圧倒的に多い
- 転職に関する情報が豊富
- キャリアアドバイザーによるアドバイス
リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントで国内最大級の転職エージェントであり、取り扱い求人数が圧倒的に多いのが特徴です。
フリーター向けの求人も数多く掲載されています。
また、転職に関する情報も豊富に取り揃えているため、業界や企業の情報も手軽に得ることができます。
3位:キャリアスタート
運営会社 | キャリアスタート株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://careerstart.co.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- 自分の適性に合う転職先が見つかる
- 内定まで徹底サポート
- 年収アップが目指せる
キャリアスタートは、キャリアスタート株式会社が運営する転職エージェントです。
未経験業種への転職に強いのが特徴で、フリーターからでも自分の適性に合う業種への転職を実現することができます。
応募書類の書き方や面接での受け答えの指導など、内定が出るまで徹底的なサポートをしてくれるので、転職が初めての方にもおすすめです。
4位:DYM就職
運営会社 | 株式会社DYM |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://www.dshu.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- フリーター向けの求人が充実
- 担当エージェントが内定まで寄り添う
- 優良企業の求人が見つかる
DYM就職は、株式会社DYMが運営する転職エージェントです。
フリーターや既卒の転職に強いのが特徴で、未経験でも応募できる求人や、研修制度が整った求人を多数紹介しています。
そのため、フリーターの方が転職先を探すのにおすすめです。
また、担当エージェントが最後まで面倒を見てくれるので安心感があり、転職に不安のある方でも無理なく転職活動を続けられます。
5位:第二新卒エージェントneo
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://www.daini-agent.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- フリーターや既卒、第二新卒に特化
- 就活アドバイザーによるカウンセリング
- 内定後の研修制度がある
第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する転職エージェントです。
フリーターや既卒、第二新卒に特化したサービスであり、1万人以上が未経験からの就職・転職に成功した実績があります。
第二新卒エージェントneoでは就活アドバイザーが丁寧なキャリアカウンセリングを行うのが特徴で、自分に合った職種についてアドバイスしてもらえます。
6位:UZUZ
運営会社 | 株式会社UZUZ |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://uzuz.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- カウンセラーにいつでも相談できる
- 応募先に合わせた面接対策
- 入社後もサポートが受けられる
UZUZはフリーターの方でも安心して転職できるよう、サポート体制が充実しているのが特徴です。
カウンセラーは自分に合った求人を紹介してくれるほか、電話やLINEを通じた相談にいつでも対応してくれます。
面接対策は応募先の企業や利用者の経歴に合わせた内容であるため、内定率を高めることができます。
7位:JAIC(ジェイック)
運営会社 | 株式会社ジェイック |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://www.jaic-college.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- 20代の転職に強い
- 入社後の定着率が高い
- 無料で受けられる研修セミナーがある
JAICは20代の転職に強く、フリーターや大学中退者、第二新卒が転職しやすいサービスとなっています。
就職アドバイザーによるサポートが手厚いので、転職経験のない方も安心です。
入社後の定着率が高いことも特徴で、長く働けるような転職先を見つけたい方におすすめです。
8位:えーかおキャリア
運営会社 | 株式会社For A-career |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://e-kao.co.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- 専任アドバイザーが内定までサポート
- 都合に合わせた面談ができる
- スピーディーな対応
えーかおキャリアは、未経験でも応募できる求人を取り揃えているので、フリーターから転職したい方に適しています。
専任アドバイザーが内定まで徹底的にサポートをしてくれるので、転職が初めての方や転職に不安のある方におすすめです。
自分の都合に合わせた形式で面談ができるのも特徴で、無理なく転職の相談ができるようになります。
9位:就職Shop
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 記載なし |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://www.ss-shop.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- 未経験者向けの求人が豊富
- 書類審査なしで応募できる
- 職場の情報が得られる
就職Shopは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。
未経験者に向けた求人を数多く扱っており、フリーターや第二新卒から正社員を目指すことができます。
就職Shopではスキルや経験を重視し、書類審査なしで応募できるのが特徴で、最初から面接を受けることが可能です。
書類だけで落ちる心配がなく、スキルや人物面を評価してもらえます。
10位:マイナビジョブ20’s
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
---|---|
公開求人数 | 4,000件以上 |
非公開求人数 | 記載なし |
働き方 | 正社員、契約社員、派遣社員 |
エージェント機能 | あり |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
公式 | https://mynavi-job20s.jp/ |
※2024年11月時点の求人数
- すべての求人が20代対象
- 適性試験で自分に合った職種がわかる
- 応募書類の添削や面接対策が受けられる
マイナビジョブ20’sは、株式会社マイナビワークスが運営する転職エージェントです。
公開求人は4,000件以上あり、すべてが20代を対象としたものです。
そのため、20代でフリーターからの転職を考えている方におすすめです。
【職種別】おすすめのフリーター向け転職エージェント
フリーターの営業転職におすすめ「ハタラクティブ」
ハタラクティブは、主に20代の方を対象とした転職エージェントです。
紹介している求人のうち約80%が未経験でも応募できるので、経験やスキルのないフリーターの方が転職活動をするのに適しています。また、さまざまな分野の営業職の求人を扱っているので、営業職への転職を目指したい方におすすめです。
応募書類の添削や面接の練習などサポートも万全なので、就活の経験がない方も安心です。
フリーターのIT業種転職におすすめ「マイナビIT AGENT」
マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニアの求人を専門に扱う転職エージェントです。
取り扱い求人数が多く、好待遇の非公開求人も多数紹介しています。コンサルタントによる手厚いサポートが受けられるため、転職活動が初めてでも問題ありません。
未経験の方を積極的に採用している求人もあるので、フリーターからの転職にも適しています。
フリーターの事務転職におすすめ「リクルートエージェント」
リクルートエージェントは国内最大級の転職エージェントで、事務職の求人も数多く紹介しています。
また、扱っている求人には未経験者歓迎のものも多いので、フリーターから事務職への転職を目指す場合も利用しやすいです。
事務職に詳しいキャリアアドバイザーによるアドバイスも受けられるため、安心して転職活動を進めることができます。
フリーターの飲食業界転職におすすめ「doda」
dodaは国内でも大手の転職エージェントで、幅広い職種の求人を取り扱っています。
飲食業界の求人も多数紹介しているため、飲食業界への転職を希望する方にもおすすめできます。
未経験者向けの求人も豊富で、エージェントが利用者に合わせた求人を紹介してくれるので、飲食業界で働いてみたいフリーターの方に向いています。
フリーターの介護転職におすすめ「きらケア介護求人」
きらケア介護求人は、介護職の求人に特化した転職エージェントです。
介護職に詳しいアドバイザーが転職活動のサポートや職場の情報提供をしてくれるので、介護業界の経験がない方でも安心感があります。
また、未経験者歓迎の求人や、資格不要の求人も多数扱っているので、フリーターからの転職を目指す方にも向いています。
フリーターはどちらを選ぶべき?転職サイトと転職エージェントの違いとは
まずは「転職サイト」と「転職エージェント」の違いについて解説します。
同じような使われ方をすることもある2つのサービスですが、違いを理解して自分に合ったほうを選べるようにしましょう。
「転職サイト」は分かりやすく言うと求人情報を掲載するWEBサービス
企業から寄せられた求人を迅速に公開し、利用者から応募があれば企業にその申し込みを伝えます。しかしそれ以上のことは基本的に行いません。
求人内容で質問がある場合も直接企業に問い合わせることになるでしょう。
「転職エージェント」はスタッフによる転職サポートが充実したサービス
求人情報に関しては担当してくれるスタッフから紹介してもらうのが一般的ですが、なかには自分で探して応募できるエージェントもあります。
さらに企業面接におけるマナーやメイク方法など一般常識をレクチャーしてくれます。
転職エージェントを活用すれば初めてでも迷わず転職を進められるでしょう。
転職サイトとエージェントのどちらを利用すべきかは、転職で達成したい目標や、身につけたスキルや思い描くキャリアパス、やりたい業種などによって左右されます。
考える要素が多すぎて判断できない場合は、転職エージェントの無料相談などを活用してみましょう。
フリーターが転職エージェントで得られる4つのメリット
転職エージェントを活用するメリットをまとめたので、以下をご覧ください。
- フリーターや既卒でも積極採用してくれる企業の求人が見つかる
- アドバイザーが履歴書・職務経歴書の問題点を指摘してくれる
- 多くの面接データから効果的な対策を提案してくれる
- 自分と相性のいい職種を教えてもらえる
フリーターや既卒でも積極採用してくれる企業の求人が見つかる
転職エージェントのなかには異業種への転職を目指す未経験者に特化したものがあります。
業界の知識や経験を問わず積極採用している企業の求人が集まるので、フリーターや既卒の人でも問題なく応募でき、採用の可能性も経験者を前提としている転職サービスよりも高いです。
未経験を理由に断られることが多いフリーターや既卒は転職の第一歩でつまずくことが多いので、内定を勝ち取るにはキャリアの薄さがネガティブな評価につながりにくい求人に絞って活動することが重要です。
未経験者向けの求人を専門的に扱う転職エージェントなら、自信を失うことなく転職活動を進められます。
企業からスカウトが届くサービスを行っているエージェントなら、企業から面接のお誘いを受けることもあります。
アドバイザーが履歴書・職務経歴書の問題点を指摘してくれる
サポート体制を整えている転職エージェントでは、アドバイザーが利用者の職務経歴書や履歴書をブラッシュアップしてくれます。
フリーターは転職関連の書類を書いた経験がない人が多く、実力と熱意があるのに書類審査の時点でふるいにかけられ落ちてしまうことが少なくありません。
適切なアドバイスがあれば受かっていた面接をみすみす逃してしまうのはもったいないです。
転職エージェントを活用していれば、担当スタッフが履歴書や職務経歴書の問題点を洗い出してくれるので、初心者がやりがちなケアレスミスを犯すことはまずありません。
また、初心者は職務経歴書の欄が埋まらず苦労する傾向がありますが、担当スタッフが教えてくれる構成に従って書けば誰でも体裁の整った文章に仕上がります。
これにスタッフが提案してくれた自分のアピールポイントを加えることで、より魅力的な履歴書になるでしょう。
多くの面接データから効果的な対策を提案してくれる
何万という会員が利用する転職エージェントには膨大な面接に関するデータベースが保存されています。
そのデータを活用しながら効果的な面接対策をしてくれます。
面接をいかに攻略するかは転職の成功を左右するにもかかわらず、個人ではなかなか手が出せない分野なので、転職エージェントが蓄積してきたデータを利用できるのは心強いでしょう。
データから面接における質問内容を予測したり、評価されやすいアピール方法を見つけ出すプロフェッショナルなスタッフがいることも頼もしいです。
いくら有益な情報であっても素人には上手く使えないこともあります。しかし、データを分析して具体的なアドバイスに落とし込んでくれる転職エージェントのおかげで、ライバルに差をつけることができます。
自分と相性のいい職種を教えてもらえる
数多くの転職をサポートしてきたスタッフから、自分にマッチする職種を教えてもらえます。
転職経験が無い人は、自分の適性について考えたことがほとんどないため、相性のいい仕事がどんなものか分からないことが少なくありません。
転職エージェントなら、キャリア分析や将来のキャリアパスから相性のいい職種を提案してくれるので、面接で相手からポジティブな反応を得やすくなります。
フリーターが転職サイトやエージェントで新たな職場を見つけるときに気をつけること
悪質な企業の求人に惑わされないようにする
魅力的に思える求人を見つけた場合でも、再度内容をよく吟味することを忘れないでください。
また、給与に関する記載にも注意が必要です。仕事内容に対して給与額が相場よりも大幅に高い場合は、給与に関しても改めて確認しておきましょう。
エージェントのアドバイスを鵜呑みにしない
企業に人材を紹介することがビジネスモデルになっているため、残念ながらエージェントの中には利用者が望む転職をサポートするよりも、自社のノルマ達成を優先する方も少なからずいます。
ノルマ達成のみに焦点を当てるエージェントが担当した場合、自分には合わない業種への転職を勧められる可能性があります。
実績ある転職エージェントを選んでも上手くいかないこともある
エージェントとの相性が悪いと転職が上手くいかない場合があります。
転職に関する考え方や、理想的なキャリアパスについては個人差があるため、考え方が合わないエージェントを選んでしまうと最後までボタンを掛け違えたような違和感があるまま転職活動をすることになるでしょう。
もちろん、そんな状況では望ましい結果は得られません。
フリーターが転職サイトを使いこなすポイント
働きたい業界や職種について理解を深める
内定を勝ち取るために、まずは転職先に選んだ業界や職種のことをよく知りましょう。
面接では必ず自分たちの業界や、求人を出している職種に関する見識について聞かれます。業界で働いた実績があるのが一番望ましいですが、業界の事情を詳しく知っていれば高く評価してもらえるケースも少なくありません。
企業が欲している人材像についてキチンと把握し、資格取得などを通して必要なスキルセットを身につける姿勢を見せれば、モチベーションを持ち、意識の高い人物だと印象付けられるでしょう。
転職を希望する業界または職種に特化した面接対策をする
働きたい業界や職種に特化した面接対策をしましょう。
転職エージェントを利用すれば、スタッフが業界の面接慣行や求められる人材の詳細について教えてくれますが、転職サイトでは自分で調べる必要があります。
詳しい人に話を聞くなどして業界の慣習に詳しくなりましょう。
面接では何をアピールするかについてよく考えてください。
それまでのキャリアで身につけたスキルのうち、どれがターゲットとする業界でアピール力があるのか見極めることができれば、より効果的な面接戦略を立てられます。
応募する企業について詳しく調べて志望動機の質を高める
転職の面接では「なぜ、その企業で働きたいのか?」という質問に対する具体的な答えが求められます。この質問の答えが面接官を納得させるものであれば、面接の雰囲気が良くなるので内定に大きく近づくでしょう。逆に失敗すれば内定は遠のきます。
面接官に評価される志望動機を考え出すには、時間をかけて企業研究を行いましょう。求める人材像や業界の課題などを把握し、それにマッチするスキルやキャリアをアピールしてください。
複数の転職サイトに登録して一番相性のいいものを利用する
初めて転職サイトを利用するなら、ひとつに絞るよりも複数同時に登録して相性を確かめましょう。
必ず使いやすい転職サイトと使いにくい転職サイトがあります。
時間をかけずに内定を勝ち取りたいなら相性のいい転職サイトを利用してください。
フリーターが就職サイトに登録して面接するまでの流れ
ステップ1:相性の良さそうな転職サイトを見つけて登録する
公式サイトの情報などを参考に自分と相性の良さそうな転職サイトを見つけて応募しましょう。
応募は公式サイトの専用フォームで行うのが一般的です。
なかには最初にカウンセリングを行う転職サイトもあるので、その場合はカウンセリングの予約を済ませてください。
ステップ2:転職したい業界・職種・各種条件を設定して求人を探す
転職サイトの登録が完了したら次は求人探しです。
検索機能に希望する業界や職種、給与、休日といった諸条件を設定して求人を探しましょう。
条件を満たす求人の一覧が表示されるので、その中から興味のあるものを保存してください。
ステップ3:企業研究を進める
検索して気になる企業がいくつか見つかったら、その企業に関する情報を集めましょう。
業務内容や実際の待遇に関しては転職に特化した有料の口コミサイトなどを参考にします。
採用実績についても確認するのを忘れないでください。
ステップ4:求人に応募する
企業研究の結果、問題がなければ求人に応募します。
求人情報のページにあるエントリーボタンを押して、表示されるフォームに必要事項を記入しましょう。
数分でエントリーできます。
ステップ5:面接を受ける
面接の日が来たら指定の場所に足を運び面接を受けます。
転職サイト経由で提出していても、履歴書・職務経歴書・資格証明書を持参するのを忘れないでください。
フリーターが就職エージェントに登録して面接するまでの流れ
ステップ1:転職エージェントを探して登録する
サービス内容や実績、相性などを考慮しながら転職エージェントを探して登録手続きをします。
職務経歴書などの書類を求められることもあるので、事前に用意しておきましょう。
入力に手間取ってフォームの有効期限が過ぎると最初から入力することになります。
ステップ2:キャリアパスや希望職種に関する面談を行う
登録が完了するとエージェントと面談を行います。
面談では将来のキャリアパスや希望する職種について話し合い、今後の転職活動をどう進めるかを決めます。
転職希望の企業に関する諸条件もここで伝えることになるので、具体的に答えられるようにしましょう。
ステップ3:求人の紹介やスカウトを受ける
面談が完了し、本契約を済ませたら本格的な転職活動が始まります。
担当スタッフから求人を紹介されるので、興味がある場合はスタッフに面接の意思を伝えて、日取りを決めてもらいましょう。
ステップ4:面接対策を行う
面接が決まったら対策を行います。
応募した企業に特化した履歴書や職務経歴書の書き方に関する指導を受けたり、各種書類の添削をお願いして内定獲得を目指します。
ステップ5:面接を受ける
企業との面接を行います。
エージェントからスタッフが同行する場合もあるので、落ち着いて面接を受けられるでしょう。
フリーターの転職の実態について
正社員になれる割合はどれくらい?
労働政策研究・研修機構の資料によると、2017年にフリーターから正社員になった方の割合は20.9%となっています。
つまり、フリーターから正社員になれるのはおよそ5人に1人ということになります。
ただし年齢によって割合には違いが見られ、20~24歳が32.7%、25~29歳が25.5%と高いのに対し、30~34歳は18.1%、35~39歳は15.5%、40~44歳は15.6%と、30代以上になると割合が低くなることがわかります。
参考
独立行政法人 労働政策研究・・研修機構若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状
フリーターの生涯年収はいくら?
厚生労働省の資料によると、フリーターが18歳から60歳まで働いた場合の生涯年収の平均は、約5,000万円となっています。
一方、同じ勤続年数の正社員の生涯年収の平均は約2億2,000万円で、大きな差がついていることがわかります。
フリーターと正社員ではどんな違いがある?
フリーターと正社員の違いとしては次のようなことが挙げられます。
- 雇用形態が異なる
(正社員は安定的な給与と社会保障、フリーターは短期アルバイトや契約社員で不安定) - 労働条件が異なる
(正社員は社会保障制度の恩恵を受けやすく、フリーターは受けにくい) - キャリア形成が異なる
(正社員は企業内でのキャリアアップが見込め、フリーターはスキルアップや経験値の蓄積が求められる) - 将来的な収入面が異なる
(正社員は昇給やボーナスがある場合が多く、年功序列的な待遇が期待できるが、フリーターは収入が安定せず、自己研鑽が必要となる)
このように、フリーターは不安定な働き方であることから、社会的信用が低い傾向にあります。
また、フリーターには福利厚生が用意されていなかったり、受けられる保証が限られている等のデメリットもあります。
フリーターが就活する方法
ハローワークを利用する
フリーターが就活する方法のひとつは、ハローワークを利用することです。
窓口で就職に関する相談ができるので、担当者に自分の希望に合う就職先を探してもらうこともできます。
求人サイトで探す
フリーターが就活する方法となるのが、求人サイトで探すことです。
掲載されている求人は非常に多いので、さまざまな条件の求人が見つかります。
また、求人サイトによっては特定の業種の求人を専門としていることもあるため、就職したい業種が決まっている方はそのような求人サイトを利用すると良いでしょう。
就職エージェントを利用する
フリーターが就活する方法として、就職エージェントを利用することが挙げられます。
就活のプロが的確なアドバイスをしてくれるので、就活経験の少ない方でもスムーズに就活が進められるようになります。
また、アドバイザーが自分のスキルや経験に合わせた求人を紹介してくれることもあります。
フリーターからの正社員登用が多い職種
営業職
フリーターからの正社員登用が多い職種のひとつは、営業職です。
営業職では未経験者を積極的に採用していることが多いので、フリーターからでも正社員登用を目指すことができます。
営業の方法について基本的なことから学べる場合が多いため、スキルがない方でも正社員登用の可能性があります。
事務職
フリーターからの正社員登用が多い職種となっているのが、事務職です。
事務職は募集が非常に多い職種で、中には未経験歓迎の求人も少なくありません。
そのため、フリーターから正社員を目指すことが可能な職種となります。
事務職にはさまざまな業務があり、役立つスキルを持っていれば正社員を目指す上で有利となります。
接客業
フリーターからの正社員登用が多い職種として挙げられるのが、接客業です。
接客業は求人の多い職種のひとつで、未経験OKの求人も多数あります。
特別なスキルや経験は求められないことがほとんどなので、基本的なビジネスマナーさえ身についていれば採用されやすいのもメリットです。
コールセンター
フリーターからの正社員登用が多い職種には、コールセンターもあります。
コールセンターはパートやアルバイトの求人が中心で、経験やスキルが問われないことが多いです。
そのため、フリーターからコールセンターに勤務し、正社員登用を目指す道もあります。
コミュニケーションが得意な方は検討してみましょう。
プログラマー
フリーターからの正社員登用が多い職種となるのが、プログラマーです。
プログラマーとして働くには技能が必要となりますが、十分なスキルや経験を持っていればパートやアルバイトから正社員になれることがあります。
プログラマーとしての知識やスキルのある方は、正社員登用を目指してみるのが良いでしょう。
介護職
フリーターからの正社員登用が多い職種には、介護職も挙げられます。
介護職は人手が不足する傾向にあり、求人が非常に多いです。
今後も介護職の需要は高まると考えられており、正社員登用を実現できる可能性も高いと言えます。
また、未経験者を歓迎している求人も多く、フリーターからでも働きやすいです。
フリーターから就職する際の注意点は?
正社員を希望する理由を明確にする
フリーターから就職する際の注意点のひとつは、正社員を希望する理由を明確にすることです。
なぜ正社員になりたいのか、どんな職種で正社員を目指すのかをはっきりさせましょう。
正社員になりたい理由を明確にすることで、どのようなスキルや経験をみにつけていくべきかがわかり、計画的な就活ができるようになります。
また、採用面接でも正社員になりたい理由を問われることが多いため、きちんと答えられるようにしておく必要があります。
条件にこだわりすぎない
フリーターから就職する際の注意点となるのが、条件にこだわりすぎないということです。
希望する条件を細かく指定しすぎていると、それを満たす求人がなかなか見つからず、いつまでも就職できないことがあります。
給与や勤務条件など、どうしても妥協できない条件を2~3点だけ決めておき、それ以外の条件はあまりこだわらずに就職先を探すことをおすすめします。
5年後どうなっていたいかを考えてみる
フリーターから就職する際の注意点として挙げられるのが、5年後どうなっていたいかを考えてみることです。
正社員として長く勤務するためには、目の前のことだけでなく将来のこともよく考えておく必要があります。
5年後もその仕事を続けられているか、働き続けるためにはどんな知識や技能を学ぶべきかを一度考えてみましょう。
5年後でも、自分が勤務を続けられていると思えるような職種に就職することが大切です。
就活の前に自己分析をする
フリーターから就職する際の注意点と言えるのが、就活の前に自己分析をしておくことです。
自己分析によって自分の性格やスキル、経験などを見直すことで、自分がどういう職種に向いているか、採用試験でどんなアピールをできるのかがわかってきます。
就職したい職種がまだ決まっていない方や、自分のアピールポイントが知りたい方は、ぜひ一度自己分析を行ってみてください。
社会人に必要なマナーを学ぶ
フリーターから就職する際の注意点として、社会人に必要なマナーを学ぶことが挙げられます。
どのような職種に就職する場合でも、社会人としてのマナーは求められることになります。
面接でマナーが身についていないと判断されれば、それだけで不採用となる可能性もあります。
また、就職した後で同僚と上手く付き合っていく上でも、マナーは欠かせません。
就活をする際は、マナーについても一通り学ぶようにしましょう。
フリーターの転職に関するよくある質問
- フリーターから正社員になるのは難易度が高いですか?
- フリーターから正社員になるのは簡単なことではありません。しかし、まったくなれないというわけではなく、フリーターの約20%は正社員への移行に成功しています。
- フリーターから正社員に転職するためにはどうするべきですか?
- 転職サイト・エージェントを利用して、プロのアドバイスを受けながら転職活動をするのがおすすめです。また、パートやアルバイトから正社員登用を目指す方法もあります。
- 資格やスキルを持っていないのですが、どのように転職活動をすれば良いですか?
- 資格やスキルがあまり求められない職種があるので、それらを目指しましょう。また、未経験歓迎の求人であれば、資格やスキルがなくても採用される可能性があります。
- 職歴が短いのですが転職することは可能ですか?
- 職歴が短くても、転職をすることは可能です。面接で職歴について問われたときは、正直に短くなった理由を答えるようにしましょう。
- 転職活動中にアルバイトを続けても良いですか?
- アルバイトをしながら就職活動をしても問題はありません。ただし、転職活動の妨げになるようなスケジュールにはならないようにしましょう。
- 転職サイトは中卒・高卒でも利用できますか?
- 転職サイトの多くは高卒以上を対象としているため、高卒の方は問題なく利用できます。中卒に関しては対応している転職サイトが限られるため、利用する前に確認しましょう。
- 30代のフリーターだけど転職サイトやエージェントは利用できる?
- 問題なく利用することができます。30代フリーターからでも転職サイトやエージェントを利用し、転職に成功した方がいます。
- フリーターから就職するまでにどれぐらいかかりますか?
- 一般的に、フリーターからの就職にかかる期間は2~3か月程度とされています。ただし人によって差があり、長ければ6か月程度かかることもあります。
- フリーターで職歴がなくても職務経歴書は必要ですか?
- 職務経歴書の提出を求められた場合は、フリーターでも提出するべきです。内容としては、パートやアルバイトとして働いた中で身につけたことをアピールすると良いでしょう。
フリーターにおすすめの転職サイト・エージェントまとめ
今回は、おすすめのフリーター向け転職サイト・エージェントについての紹介と、フリーターの転職の実態や、フリーター向け転職サイトの選び方について解説しました。