60代で定年を迎える方の中には、転職も視野に入れている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では
上記の内容をメインに、60代の転職について考えていきます。
勤めていた企業で雇用延長という選択もありますが、給与が下がってしまったり、仕事内容が変わらずやりがいを感じられなくなったりといった欠点もあります。
そこで現在注目を集めているのが60代での転職です。
60代になってからの転職は若い年代のように簡単にできることではありませんが、収入がアップしたりやりがいのある新しい仕事に就くこともできます。
目次
60代(男性・女性)の転職なら!おすすめ転職サイト・転職エージェント5選
60代からの転職は難しいと思われるかもしれませんが、中高年者向けの転職サイトを利用すれば、仕事が見つかる可能性は充分にあります。
まずはそれらのサイトに登録してみて、仕事に応募をしてみる、一歩を踏み出してみることが大切です。
1位 リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
求人数 | 60万件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
60代の方に最もおすすめなのが、リクルートエージェントです。
リクルートエージェントは「若者向けのサービス」といったイメージがあるかもしれませんが、実は中高年者の就職支援実績も豊富で、いわゆる雇われ店長や経営参画といった求人も、多数掲載されています。
そしてリクルートエージェントの最大の魅力は、履歴書の書き方や面接対策などを、マンツーマンでしっかり学び直せるということ。
最後に就活をしたのが数十年前となると、履歴書をどう書くのか、面接ではどう受け答えをするのが良いのかなど、忘れてしまっている部分は多いでしょう。それをサポートしてくれるのが、リクルートエージェントの魅力です。
2位 マイナビミドルシニア
公式サイト:https://mynavi-ms.jp/
求人数 | 19万件以上 |
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対象年代 | 40代〜60代 |
対応エリア | 全国 |
続いてご紹介するのは、マイナビミドルシニア。こちらは、40代〜60代専用の転職サイトとなっています。
求人数は19万件以上と、中高年者専用のサイトとしては非常に多く、月収20万円〜30万円の正社員案件も多数掲載されています。
リクルートエージェントのような履歴書添削、面接指導サービスはないものの、このサイトの強みは「求人がすべて中高年者向け」であるということ。年齢不問と言いつつ、若者を優先して採用するような求人は1つも掲載されていません。
加えて、日給1万円以上の高単価のパート・アルバイト案件が多いというのもこのサイトの特徴です。駐車監視員や警備スタッフなど、未経験OKの業種で、かつ給料のいいアルバイトが見つかります。
3位 パソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
求人数 | 3万件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
2023年2月時点の求人数
パソナキャリアは、人材派遣大手のパソナグループが運営を行っている転職サイトです。
編集者やアニメーターなど玄人向けの求人が多く、業界経験者や職人気質の方におすすめのサイトとなっています。
パソナキャリアはマイナビミドルシニアとは違い、正社員としての雇用案件が多め。年収500万円以上の高収入案件も少なくありません。
仕事によっては報酬について企業と交渉することも可能で、その道のプロなら年収1000万クラスも夢ではないのが、本サイトの特徴です。
逆に言えば、何らかの「技能」を持っている人でないと、パソナキャリアで仕事を見つけるのは難しいと言えるでしょう。求人の大半が即戦力を求める内容で、未経験者NGとなっているケースも見受けられます。
4位 JACリクルートメント
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
求人数 | 約15,000件 |
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対象年代 | 30代以上 |
対応エリア | 全国、海外 |
2023年2月時点の求人数
JACリクルートメントは、オリコン顧客満足度調査のハイクラス・ミドルクラス部門で5年連続1位を獲得(※1)している、大手転職サイトです。
このサイトの特徴は、日本の大企業や外資系企業への転職に強いということ。Lenovo、dyson、TOYOTA、FUJIFILMなど、誰もが知っている大企業の求人が掲載されています。
全体的にハイクラスな求人が多く、中には年収1000万超えの案件も。即戦力採用を目的に求人を掲載している企業が多いので、管理職や人事、経営等を経験したことのある方におすすめです。
※1:2019年~2023年 オリコン顧客満足度調査
5位 doda
公式サイト:https://doda.jp/
求人数 | 18万件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
2023年2月時点の求人数
dodaは、人気急上昇中の転職サイト。求人数が18万件以上と多く、検索機能が充実しているのがこのサイトの特徴です。
転職すると言っても、「完全週休2日制がいい」「在宅勤務がいい」など、色々と希望はありますよね。dodaに登録すれば、そのような条件、働き方を細かく設定して求人を絞り込むことができます。
自分にぴったりの職場を見つけやすいというのが、dodaのメリットでしょう。
リクルートエージェントのような履歴書添削等のサービスはないものの、このサイトでは定期的にオンラインセミナーが開催されています。
それらのセミナーに参加すれば、転職活動のノウハウや、各企業が欲しがる人材などについて知見を得ることができます。しっかりと知識を身につければ、転職活動をより有利に進めることができるでしょう。
60代におすすめの転職サイトをタイプ別に紹介!
続いては、60代におすすめの転職サイトを職種別にご紹介いたします。
転職サイトは基本的には無料で使えるので、以下の内容を参考にしつつ、複数のサイトに登録するのがおすすめです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
介護職希望の60代におすすめの転職サイト
リクルートエージェント
介護関連の求人数 | 1,700件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★★ |
2023年2月時点の求人数
サポートの充実度、求人数ともに業界トップクラスなのが、リクルートエージェントの特徴。介護、福祉関連の求人もたくさん掲載されています。
面接指導などのサポートも受けられますし、初めて転職にチャレンジする方はこのサイトに登録するのがベストでしょう。
パソナキャリア
介護関連の求人数 | 1,500件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★☆☆ |
2023年2月時点の求人数
パソナキャリアもまた、介護職に就きたい方におすすめのサイトです。介護福祉施設の責任者、訪問介護士等の求人が掲載されています。
リクルートエージェントに比べると、サポートの充実度は下がるものの、求人の平均的な年収が高いのがこのサイトの特徴です。
リクルートエージェントと併せて、パソナキャリアの求人もチェックしてみましょう。
アルバイト・パート希望の60代におすすめの転職サイト
マイナビミドルシニア
公開求人数 | 19万件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★☆☆ |
2023年2月時点の求人数
稼ぎのいいアルバイトを探している方には、マイナビミドルシニアがおすすめです。
このサイトには日給10,000円〜15,000円程度の高単価案件が掲載されており、出勤日数によっては正社員と同じくらいのお金を稼ぐことができます。
indeed
公開求人数 | 491万件(アルバイトの場合) |
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対応エリア全国 | |
サポート | ★★★☆☆ |
上のランキングには載せていませんが、アルバイトに限って仕事を探すならindeedもおすすめです。こちらのサイトにも、日給10,000円以上のアルバイト求人が出ています。
60代の求人倍率はどれくらい?どんな職種がオススメ?
厚生労働省の「年齢階級別にみた完全失業率、有効求人倍率」よると、60代の有効求人倍率は平成19年には0.7倍程度と右肩上がりとなっています。
とはいえ、高齢者の雇用を増やすとしている事業所が10.9%程度に留まっていることもあり、依然として雇用情勢は厳しいものといえるでしょう。
要するに0.7倍だからといってすべての人が希望通りの職種に転職ができるわけではないということです。
どの業種へ転職するのがおすすめなのか一概には言えませんが、以下のポイントをおさえて転職先を探すとスムーズに転職することができるでしょう。
- 前職での経験を発揮できる業種
- 人材不足の業界へ転職
前職の経験により左右されますが、おすすめの職種としては、管理職や事務職、若手社員の育成などがあります。これらの仕事であれば、前職での知識を生かして取り組むことができます。
これらは報酬の面でも恵まれていることが多く、定年後の転職先としてもおすすめです。
人材不足の業界を狙うなら、保安関連の職業や介護サービスの職業が挙げれらます。
いずれも体力や根気が必要となる職業なので、業務内容と体力のバランスを考えながら転職先を選ぶことが重要です。
60代で転職するメリット
60代で転職することには、いくつかのメリットがあります。
それぞれ、見ていきましょう。
定年退職後も一定の収入を得ることができる
60代で定年を迎えたはいいものの、収入面でその後の生活に不安を感じる人も少なくありません。転職をすることで定年後も働き続けることができ、生活を安定させることができます。
競争率は高くなりますが、現職よりも収入の高い転職先に移ることもできます。
新しい職場・業種にチャレンジすることでやりがいを感じられる
仕事を中心に生きてきた人が定年退職した後、何もすることがなく生きがいのない生活になってしまうのを防ぐことができます。
常に新しいことにチャレンジし続けることで、心身ともに健康な状態を保つことができます。
人とコミュニケーションを取る機会が得られる
60代になって仕事を辞めてしまうと、人と接する機会がほとんどなくなってしまい、コミュニケーションのない生活に陥ってしまうことがあります。
新しい仕事を見つけることで、同僚や来客とコミュニケーションを取る機会が生まれ、孤独感やコミュニケーション不足になってしまうことがなくなります。
60代で転職するデメリット・注意点
逆に、60代で転職することにはいくつかのデメリットや注意点もあります。
こちらも、詳しく見ていきましょう。
転職先の業種を選べないことがある
シニア層の転職先として人気のある事務職や管理職は、競争倍率も非常に高くなっていて、簡単に採用してもらうことはできません。
採用されるには、転職先にとって自分がとても魅力的な人材であるとアピールしなければならず、非常に難しいです。
そのため、やむをえず希望とは異なる職種に転職しなければならないこともあるので、注意してください。
仕事によっては体力的に厳しいことがある
60代の転職先としてよく挙げられる職種が警備や清掃、介護といったものですが、これらは体力的な負担が大きい仕事となっています。
肉体労働の経験がない人が、このような職種に転職すると続けていくことができず、すぐに退職しなければならないといったことがあります。
転職前よりも報酬が下がることが多い
前職での経験を活かせないような職場だと、新人とほとんど変わらない扱いになってしまい、報酬も新人と同レベルかそれ以下になってしまうことがあります。
現在の職場で雇用延長するか、新しい職場に転職するかを選択する際には、報酬面でもよく比較する必要があります。
60代でも安定して働ける転職サイトの選び方3つ
60代から転職を始める場合、「採用試験は受かるのか」「仕事を継続できるのか」など、色々と不安を感じると思います。
以下の基準でサイト選びをすれば失敗することはないので、ぜひ参考にしてみてください。
転職サポートの有無でサイトを選ぶ
転職サイトには、履歴書添削などのサポートがあるサービスと、ないサービスがあります。
たとえば、リクルートエージェントはサポートがあるタイプのサービスで、履歴書添削、面接指導といった支援が受けられます。
初めて転職活動をされる場合は、履歴書の書き方から学び直すのがいいでしょう。サイト選びの際には、サポートの有無をチェックしてみてください。
逆に、転職活動を経験したことがある方、採用試験を絶対にパスできる自信のある方は、求人が掲載されているだけのノーマルな転職サイトを使うのが良いでしょう。
就職サポートありのサイトでは、アドバイザーとの面談が必要になるケースもあるため、独力で転職活動ができる方にとっては非効率的です。
自分の、今の状況に合った転職サイトを選びましょう。
就職定着率をチェックしてみよう
採用試験に対する不安はないものの、ブラック企業に就職してしまわないか不安、仕事を続けられるかどうか自信がない。そのような場合には、各転職サイトの就職定着率をチェックしてみてください。
この数値が高ければ高いほど、そのサイトは「良い仕事を紹介している」ということになります。ホワイト企業に転職したいなら、定着率は要チェックです。
サイトによってはこの数値を公開していないこともありますが、大企業の求人を載せているようなサイトは、間違いなく就職定着率も高いです。
入社後のフォローがあるかどうかを見る
エージェント系の転職サイトには、入社後のフォローを行っているサイトもあります。
仕事のことで相談に乗ってもらったり、求人内容と実際の待遇が異なるなどトラブルが発生した場合には、解決に向けて動いてもらうことも可能です。
新しい環境で働き続けられるかわからない、良い人間関係を築けるかどうか不安だという方は、入社後のフォローのあるサイトを利用されるのが良いでしょう。
転職サイト・転職エージェント利用の流れ解説
ここまでおすすめの転職サイトや、サイトの選び方についてご覧いただきました。ここからは、転職サイトの利用の流れについて簡単に解説いたします。
求人が掲載されているだけ転職サイトと、エージェント系の転職サイト、それぞれ見ていきましょう。
- メールアドレスなどの必要事項を入力し会員登録を行う
- 入力したアドレスに仮登録メールが届くので、そのメール内のURLをクリック
- URLをクリックすると本登録が完了。プロフィールやレジュメの作成を行う
- 検索機能から求人を検索し、気になる仕事に応募する
- 書類選考を通過した場合は面接へ
- 試験に受かった場合はサイトを通じて内定の連絡が届く
- メールアドレスや氏名、年齢などの必要事項を入力し会員登録
- 入力したアドレスに届く仮登録メールから再度サイトにアクセスし、本登録を行う
- サイトによっては、本登録後にアドバイザーとの面談を行う
- レジュメの作成を行い、必要に応じて添削や面接の指導を受ける
- エージェントが紹介してくれる仕事、もしくは検索機能で見つけた仕事に応募する
- 書類選考を通過した場合は、面接試験へ
- 合格した場合はサイトを通じて内定の連絡が届く
以上が、転職サイト利用の流れです。エージェント系のサービスは、やることが多い点に注意してください。
さらに、最近ではアドバイザーとの面談や、各企業の面接試験をオンラインで行うケースも増えています。
Zoom等のオンライン会議アプリをパソコンにインストールしたうえで、マイクやカメラの動作チェックを予め行っておいた方が良いでしょう。
ネットやパソコンに疎い方には、少々ハードルが高いと感じられるかもしれませんが、アプリのインストールはクリック1つで終わりますし、マイクやカメラも基本的には線を繋ぐだけでOKです。それほど難しい作業ではありません。
優秀な人材であることをアピールするためにも、ビデオ通話やオンライン会議には今のうちから慣れておくのもいいかもしれません。
60代での転職を考えているなら自分に合った働き方をよく考えるべき
60代での転職について、求人倍率や人気の職種といった現状を紹介しました。
60代になってからの転職にはメリットもデメリットもあるので、それらを理解したうえで転職活動に取り組むようにしてください。
60代での転職は決して簡単なことではありませんが、自分に合った新しい仕事を見つけることができれば、新しい生きがいを見つけることができるでしょう。
自分が何をしたいか、どんな職種に就いてみたいかをよく考えて、転職先を選択するようにしましょう。また、今後の生活にかかるお金を考慮して、給与面でも安心できるような企業を探すようにしてください。
転職活動に入る前に、自分に合った働き方はどのようなものか自分で把握しておくようにしましょう。