サラリーマン生活も第4コーナーを回り、“定年退職”というイベントが現実味を帯びてくる50代ですが、最近は50代の転職状況も活況のようです。
このページでは、
を中心に、50代の転職について解説していきたいと思います。
目次
50代におすすめの転職サイト・エージェント8選!
50代におすすめの転職サイト・エージェントを、ランキング形式でご紹介します。
1位 LIBZ(リブズ)
公式サイト:https://career.prismy.jp/
求人数 | 約900件 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
LIBZは、女性の転職に強い転職支援サービスです。求人数は少ないですが、収入の高いホワイト企業への正社員転職を狙えるサイトで、書類の添削や面接指導など、サポートも充実しています。
求人内容もバリエーション豊かで、在宅ワークが中心となる業務委託や、企業の中核的ポジションを担うエグゼクティブ案件もあります。
自分らしい働き方が見つかる、優良転職サイトです。
女性向けの案件が多いLIBZですが、男性でも登録は可能。働き方を重視する方は、LIBZに登録してみましょう。
2位 リクルートダイレクトスカウト
公式サイト:https://directscout.recruit.co.jp/
求人数 | 37万件以上 |
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対象年代 | 登録に制限なし |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
リクルートダイレクトスカウトは、転職大手のリクルートが運営するハイクラスな転職支援サービスです。
求人サイトとスカウトサービスが融合したようなサイトで、求人を検索したり、企業からスカウトを受けて採用試験に臨んだりと、様々な使い方が可能です。
求人数は38万件以上と業界トップクラスで、転職決定年収の平均は938万円。年収1,000万円クラスの転職に成功している方が多いのも、このサイトの特徴でしょう。
幹部候補などのハイクラスな案件が多いため、対象年代もやや高め。40代、50代の転職にぴったりのサービスとなっています。
3位 JACリクルートメント
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
求人数 | 15,000件以上 |
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対象年代 | 登録に制限なし |
対応エリア | 全国・海外 |
※2023年2月時点の求人数
大企業に転職したい方におすすめなのが、JACリクルートメントです。
このサイトには、トヨタやカルビー、ヤフージャパンといった大企業の求人が多数掲載されており、年収800万円〜1,500万円以上も充分狙えます。
語学力を活かせるオペレーター案件や、品質管理マネージャー案件等、即戦力として働くことが求められるサイトです。
他国の言語を話せる、会社経営に携わったことがあるなど、能力の高い方であれば未経験業種への転職も可能です。
4位 リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
求人数 | 60万件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
リクルートエージェントは、サポートの充実度に定評があるサービスです。書類の添削や面接指導などを実施しており、就職、転職のノウハウをいちから学び直したい方にもおすすめ。
採用試験の突破率、内定率を上げ、転職活動をより効率的に進めていくことができます。
同サイトの求人には営業職が多く、現在7万件以上。セールスが得意な方にもおすすめのサイトとなっています。
5位 doda
公式サイト:https://doda.jp/
求人数 | 18万件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
dodaは、人気急上昇中の転職サイト。書類添削等のサービスはないものの、仕事や転職のノウハウを学べるオンラインセミナーを定期的に開催しており、「企業はどういう人材を求めるのか」「どのような仕事を選ぶべきなのか」など、新たな知見を得られるのがこのサイトの魅力です。
さらにdodaは検索機能がとても便利で、休日の数や在宅勤務等などの項目から、求人の絞り込みができるようになっています。
転職先にはとことんこだわりたい、そんな方におすすめの転職サイトです。
6位 パソナキャリア
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
求人数 | 35,000件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
パソナキャリアは、人材派遣大手のパソナが運営を行っている転職支援サイトで、全国35,000件以上の求人を扱っています。
さらに、このサイトにはアニメーターや小説編集者といった、他のサイトにはない珍しい求人が掲載されているのも特徴です。
全体的に高収入の求人が多く、中には年収部分が「経験に応ず」となっている案件もあり、これまで培ったスキルや経験が求人とマッチすれば、年収の大幅アップを狙うことができます。
7位 ランスタッド
公式サイト:https://www.randstad.co.jp/
求人数 | 5,000件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
IT企業への転職や、地元で仕事を探す「リターン転職」を目指すなら、ランスタッドがおすすめです。
ランスタッドは求人数こそ少ないものの、その多くが年収600万円以上の高収入案件となっています。IT企業の求人が多く、エンジニアとしての働き口を探しているのなら、真っ先に登録すべきサイトだと言えます。
ランスタッドは地域ごとにコンサルタントが在籍しており、その地域の特色、企業の傾向などについて聞くことも可能です。
転職活動を有利に進められる優良サービスです。
8位 ビズリーチ
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
求人数 | 85,000件以上 |
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対象年代 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
※2023年2月時点の求人数
ビズリーチは、「即戦力採用」を売りとするハイクラス転職サイトです。
同サイトには大手企業のヘッドハンターが在籍しており、能力の高い人物のもとには、ヘッドハンターからのスカウトが届きます。
ヘッドハンターを通じて企業と年収交渉をすることも可能で、自分の市場価値を知れるという意味でもまずは登録しておきたいサイトです。
ビズリーチに掲載中の求人は、そのほとんどが年収800万円以上の高収入案件。年収の大幅アップを目指したい方におすすめです。
ジャンル別!50代におすすめの転職サイト徹底比較
続いては、おすすめの転職サイトをジャンル別に見ていきましょう。自分のやりたい仕事が見つかるのはどのサイトなのか、チェックしてみてください。
営業職希望の方におすすめの転職サイト
リクルートエージェント
営業職の公開求人数 | 7万件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★★ |
※2023年2月時点の求人数
リクルートエージェントには現在、7万件以上の営業職求人が掲載されています。書類の添削や面接指導など、サポートも充実しているのでおすすめ。
営業職を目指すなら、真っ先に登録すべきサイトでしょう。
doda
公開求人数 | 8万件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★☆ |
※2023年2月時点の求人数
dodaも、営業職志望の方におすすめのサイトです。
同サイトの営業職求人は、現在約4万件。働き方や休日の数といった項目で求人を絞り込めるため、理想の転職先が見つかります。
ビズリーチ
公開求人数 | 10,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★☆☆ |
※2023年2月時点の求人数
ビズリーチにも高収入の営業職案件が、約11,000件と多数掲載されています。
年収800万円以上の、高収入の求人が多いのも特徴です。
50代女性におすすめの転職サイト
LIBZ
公開求人数 | 900件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★★ |
※2023年2月時点の求人数
女性向けの転職サイトは数多くありますが、その中でも特におすすめなのがLIBZです。
書類添削や面接指導などサポートも充実していて、ホワイト企業の求人が多数。「本当に良い仕事」が見つかる転職サイトです。
リクルートエージェント
公開求人数 | 34万件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★★ |
※2023年2月時点の求人数
求人数の多さで選ぶなら、リクルートエージェントもおすすめです。女性向けの案件も多数掲載されていますし、面接指導などのサポートも充実しています。
転職活動に初めて挑戦する方に、特におすすめのサイトです。
ランスタッド
公開求人数 | 5,000件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★★☆ |
※2023年2月時点の求人数
地元で仕事を探したい方には、ランスタッドがおすすめです。専任のコンサルタントが各地域の特色や企業の傾向を教えてくれるサイトで、実家の近くで仕事を探すリターン転職にも適しています。
50代男性におすすめの転職サイト
リクルートダイレクトスカウト
公開求人数 | 34万件以上 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★☆☆ |
※2023年2月時点の求人数
リクルートダイレクトスカウトは、ハイクラスな転職サイト。転職成功者の平均年収は938万円と、高い実績を誇る転職サイトです。
管理職や幹部候補案件が多く、経験豊富な50代男性にぴったりなサイトだと言えるでしょう。
JACリクルートメント
公開求人数 | 15,000件程度 |
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対応エリア | 全国・海外 |
サポート | ★★★★☆ |
※2023年2月時点の求人数
大企業への転職を目指すなら、JACリクルートメントがおすすめ。レゴジャパン、トヨタ、P&Gなど、誰もが知っている大企業の求人が掲載されています。
高収入から高収入へ、ハイクラスな転職に適したサイトです。
パソナキャリア
公開求人数 | 35,000件程度 |
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対応エリア | 全国 |
サポート | ★★★☆☆ |
ものづくりやエンタメに関わりたい男性には、パソナキャリアがおすすめです。その業界で実績を残してきた方なら、確実に仕事を見つけられるでしょう。
アニメーターや編集者などを長年やってきた方は、このサイトにぜひご登録ください。
50代の転職も視野に入れておく理由
50代ともなれば、よほどのことがない限り「このままこの会社で定年を迎えるんだろうな」と漠然と思うことでしょう。
まだ20代、30代であれば転職先はたくさんありますし、新しい会社に転職してもイチからキャリアをやり直す時間がたっぷりあります。
一方、50代は違います。
定年退職まで残された時間は限られているわけですから、ここから新しく何かを始めるのは難しいかもしれません。そして何より、自分が望むような条件で新しく受け入れてくれる会社はそれほど多くありません。
人員削減(リストラ)の対象となる可能性
出典:労働政策研究・研修機構
労働政策研究・研修機構「リストラの実態に関する調査」実施期間は平成10年9月4日~平成10年9月18日によると、人員削減を実施した企業では50歳以上正規従業員の1.0%がリストラの対象になっていることも分かっています。
このような調査結果も出ていることもあり、会社の業績が悪くなった時に50代の正規従業員が人員削減の対象になる可能性が極めて高いといえます。
会社の業績が不安定になってくるタイミングで、50歳でも転職を考える方も少なからずいるようです。
体調を崩す可能性
給料が多いのは50代ですが、ストレスが多いのも50代、特に管理職の特徴です。厳しいノルマや、上司と部下の板挟みに苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?
最近体調が悪いのに、忙しくてなかなか病院に行く時間もない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
過度なストレスや無理は確実に体を蝕みます。定年するまで我慢して働くよりも、多少ストレスの少ない職業に転職を考える方もいるでしょう。
家庭の事情
自身や職場には特に問題がなかったとしても、家庭の事情で突然仕事を辞めざるを得ない場合もあるようです。
特に今後大きな社会問題となるのが、年老いた両親の介護です。まだまだ現役で働けるにも関わらず、離れて暮らす親の介護のために仕事を辞めなくてはいけない状況に追い込まれてしまう方が近年、増加しています。
50代の転職は、自分だけに原因があるとは限らないのです。
いざという時に困らないように選択肢の一つとして事前に心づもりや準備をしておくことをお勧めするわ。
50代の転職を成功させるポイント
なかなか難しい50代の転職ですが、少しでも成功に近づけるためのポイントがあります。
自己分析
50代の転職における失敗で最も多い原因が、「自分の価値を見誤っていた」という事です。
自分には十分な市場価値があると高く評価してしまい、現実とのギャップに苦しむのです。
- 「今、年収◯◯万円だから自分にはその価値がある」
- 「一流企業の管理職だから大丈夫だろう」
という根拠のない考え方はNGです。
自分の価値を客観的に評価をしてもらうため、早めにスカウト型の転職サイトへ登録し、
- 自分にスカウトが来るのか?
- 企業からどんな条件を提示されるのか?
を確認するとよいでしょう。
人脈を見直す
50代の転職では、これまで築いてきた人脈を見直すというのも一つの手です。
これまであなたが付き合ってきた企業の中には、あなたのことを欲しいと思っている企業があるかもしれません。
意外と見落としがちなのが、ライバル会社への転職です。同じ業界で長い期間仕事をしてきたあなたを即戦力としてみてくれるかもしれません。
資格を取得する
50代の転職を成功させるための近道。それは「資格を取得すること」です。
転職先で使える資格を持っていれば、50代であったとしても有利に働くことは間違いありません。
中小企業診断士
中小企業診断士は、その名の通り中小企業の経営状態を把握し、いろいろなアドバイスや提案を行うことができる資格です。
合格率も低く難関資格ですが、この資格を持っていれば転職に非常に有利なのは間違いありません。
中小企業診断士の資格を保有している人は会社でも要職に就いていることが多く、管理職としての転職も期待できます。
簿記
あなたが簿記2級資格を持っていれば、経理畑への転職に少し有利に働くかもしれません。さらに難関資格である簿記1級を持っていれば、経理の管理者としての転職も夢ではないでしょう。
取得までのハードルは高いですが、取得すればしっかりと見返りが期待できる資格です。
フォークリフト運転免許
「難しい資格はちょっと苦手」という方には、フォークリフトの運転免許がお勧めです。
物流関係は人手不足のため、フォークリフトの免許を持っていればまだまだ働き先がたくさんあります。免許自体も2週間もあれば取得可能ですから、「何も資格がない」という場合は取得しておくとよいでしょう。
年収にこだわらない
日本の企業の多くは、勤続年数をベースに賃金を計算しています。転職では勤続年数がリセットされますから、年収のダウンが想定されます。
特に正社員以外の雇用形態の場合、確実に年収は下がってしまいます。年収アップを前提に転職先を探せば転職活動が難航し、一層長期化する事が想定されます。
事前に「どのくらいの収入ダウンまでなら妥協できるのか」をしっかり試算しておくとスムーズですね。
選択肢を広く持つ
自分がこれまで働いてきた業界内での転職ばかりを考えていてはなかなか転職先も見つからないかもしれません。
経験が長い分、これまでの経験が生かせる職種・業界に絞りがちですが、視野と選択肢を広く持ち、未経験の分野であってもチャンスがあればすぐに行動できるように用意しておいた方がよいでしょう。
50代にとって好条件の転職サイトの選び方
転職を成功させるには、自分の年代にとって条件のいいサイトを利用することも大切です。転職ができたとしても、年収が下がってしまったり、今よりもっと忙しくなったりするのでは意味がありません。
サイト選びの際に見るべきポイントは、以下の通りです。
1つずつ、解説していきます。
平均年収をチェックする
転職サイトを選ぶ際には、そのサイトで転職に成功した方の平均年収をチェックしましょう。
できるだけ平均年収の高いサイトを選ぶのがベストです。
サイトによっては平均年収が掲載されていないこともありますが、その場合には求人を検索してみて、平均がどれくらいになるか予測してみてください。
対象年代を確認する
各転職サイトがターゲットとする、年代をチェックするのも大切です。
転職サイトには、20代〜30代限定で支援を行っているサイトも少なくありません。登録できたとしても、年齢のせいで書類選考で除外される可能性も高いです。
50代で転職を考えるなら、やはりハイクラスな転職サイト(中高年をターゲットとする転職サイト)を利用するのがベスト。
正社員案件の多いサイトを利用する
求人サイトには、内職やアルバイトの求人が掲載されているサイトもあります。そのようなサイトは平均年収も低く、50代の転職にはあまり適していません。
転職サイトを選ぶ際には、そのサイトで実際に求人検索をしてみてください。ヒットする求人がアルバイトばかりのサイトは利用しない方が良いでしょう。
正社員や幹部候補といった、高収入案件の多いサイトを利用するのがベストです。
50代・転職サイト利用の流れ
転職サイトは、求人を掲載しているだけのサイトと、面接指導などを受けられるエージェント系サイトの2種類に大別されます。
それぞれの利用の流れを、チェックしていきましょう。
- メールアドレス等の必要事項を入力して会員登録
- 会員登録後は非公開求人なども閲覧可能に
- やりたい仕事に応募してレジュメを送信する
- 書類選考を通過した場合は面接へ
- 合否の連絡が来る。内定の場合は改めて入社日等を企業と相談
- メールアドレスや経歴などの情報を入力して会員登録
- サイトによっては入会審査があり、それを通過できた時点で本登録が完了
- エージェントと面談を行い、転職活動の方向性を決定する
- 書類の添削や面接指導、オンラインセミナーを受けてスキルアップ
- エージェントの紹介もしくは求人検索から仕事に応募
- スカウト制度のあるサイトでは企業の方から連絡が来る可能性アリ
- レジュメを提出し、書類選考を通過した場合は面接へ
- 合否の連絡が来る。内定の場合は改めて入社日等を企業と相談
一方、求人を掲載しているだけのサイトは、手軽に利用できるのが魅力です。
最近のサイトはレジュメを保存できるようになっているため、複数の企業の書類審査を同時に受けることもでき、時間のない方にぴったり。
ただし求人を掲載しているだけのサイトには、低収入の案件も多いので、年収アップを目的に転職活動をするのなら、エージェント系のサービスを利用するなど、目的によって使い分けるようにしましょう。
50代からの転職で注意したい事やリスク
やはり、20代~30代の転職と比較して、50代からの転職となるとリスクは伴います。
50代の転職で、注意したい点やリスクについてまとめました。
自分自身の状況と比較しながら、確認してみて下さいね。
転職活動の長期化リスクも視野に入れる
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出典:厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況」では、50代の離職期間は1か月未満が最多となっています。
一見、いい数値に思えますが、離職期間が10カ月以上の方も少なからず存在するということも頭にいておきましょう。転職活動の長期化も視野に入れながら確実に転職できるとわかった時点で離職することをおすすめします。
正社員で雇用されないリスク
50代の再就職となると、場合によっては正社員としての雇用は難しいこともあります。契約社員や非常勤など、正社員以外の不安定な雇用形態にならざるを得ないかもしれません。
「絶対に正社員でなければ嫌だ」というこだわりは捨て、「正社員として雇ってもらえないかもしれない」という心の準備は必要です。
年収ダウンのリスク
50代ともなれば、多くの方が今の会社でそれなりの収入を貰っていることでしょう。
最近は実力主義の企業が多くなってきたとはいえ、まだまだ日本の企業の多くは勤続年数をベースに賃金を計算していますから、50代の給料が一番高額です。
勤続年数がリセットされる転職では、年収の大幅なダウンが想定されます。
悩んでいる時間はもったいない
定年退職が60歳から65歳に移行しつつあるとはいえ、次の会社で働ける期間は15年程度しかありません。もし転職を決意したのであれば、悩んでいる時間は非常にもったいないでしょう。
給料は下がっても仕方ない
自分の都合で退職する場合、現在と同額の給料で転職できる事はほとんどないでしょう。
50代の転職では大前提として「給料はダウンするもの」と考えましょう。
実績・キャリア自慢は絶対にNG
これまでたくさんの実績を積んできた50代であれば、転職するにあたり自分の実績やキャリアをここぞとばかりに自慢げにアピールしたくなることもあるでしょう。
しかし転職先の企業からみれば、そういった自慢はあまり関係がありません。むしろマイナスに働くこともあるのです。
会社の仕事は、一人でするものではなく全員でするものです。以前の会社で挙げた実績は、あなただけの実績ではないのです。
キャリア自慢が過ぎると「この人は使いにくい人だ」と煙たく思われてしまう可能性があるのね。
50代におすすめの転職サイト・転職エージェントまとめ
今回は50代であっても転職の可能性を捨てるべきではない理由と転職に関わるリスク、成功させるコツや注意点について詳しく紹介しました。
50代の転職を成功させるためには、
- 自己分析をしっかりとする
- 年収や働き方にこだわりすぎない
- 資格を取得する
など、準備すべき事がたくさんあるのです。
それでも50代の転職が難しいことには変わりありません。
その場の思いつきや勢いで動くのではなく、入念な準備をしっかりと慎重に行動しましょう。