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試用期間って何?試用期間で解雇になるとどうなる?メリットやデメリットもご紹介

試用期間

これから初めて就職する、そして、転職先が決まって新たに就職されるという方も、ほとんどの方が最初は試用期間を経てから本採用という流れとなります。

ケリー
これは日本だけでなく、世界的に見てもこのプロセスを設けている国が多いですよね。
エンジェル
そんな試用期間ですが、一体なぜ設けられているのか、そもそも、試用期間とは何なのか、そのメリットやデメリットなど、ここでは試用期間に関する様々な疑問についてお答えしていきたいと思います。

試用期間はなぜあるの?そもそも試用期間って何?

「とりあえず最初は試用期間だから」と、企業が側から言われた際に「わかりました」と、答えますが、試用期間の意味は分かっていても、実際にそれがどういったものを意味するのかということはよくわかっていない方が多いのではないでしょうか。

では、試用期間とはそもそも何なのか、そして、何のためにあるのかということを見ていきましょう。

試用期間というのは、企業が人材をその企業へ採用する際に、社員としての適性判断をするために設けられている期間です。

つまり、あなたがその企業の社員としてやっていけるスキルや能力があるのか、そして、あなたがどんな勤務態度をとる人なのかということをこの試用期間に企業側が見極める期間というわけです。

基本的には、長期雇用を目的としている時にこういった試用期間が設けられます。

また、試用期間として3ヶ月と設けている所が多いように見えますが、大体1~6ヶ月が一般的な試用期間となっており、最長1年までそれを設けることができます。

エンジェル
ちなみに、この試用期間に関する内容は、必ず企業の就業規則に記載されていることですから、これが気になるという人もそうでない人も、必ず入社前にチェックしましょうね。
ケリー
入社してみたら、3ヶ月だと思っていた試用期間が6ヶ月もあったなんてなると、仕事への意欲が失われてしまいますね。
エンジェル
そうね。そうならないように事前に調べておいてください(転職なら面接時に確認するのも良いでしょう)。

試用期間を設けていない企業もあるの?

上記のようにほとんどの企業で試用期間を設けているのが一般的です。

特に、転職される方は、できるだけ早く本採用となりたいですから、試用期間を設けていない企業を狙いたいという方もいるでしょう。

では、試用期間を設けていない企業はあるのでしょうか。

結論から言うと、試用期間を設けていない企業はあります

また、試用期間のない企業というカテゴリーで求人情報がまとまっていることもあります。

実は、試用期間というのは労働基準法などで「各企業で試用期間を設けなければいけない」などと明記されていないのです。

つまり、試用期間を設けるも設けないもそれぞれの企業の自由ということです。

エンジェル
ただし、「試用期間がない求人」とうたっていても、実際に入社してみる試用期間とがあったというケースもあるわ。
ケリー
そうならないためにも、最初に就業規則の確認は忘れてはいけませんね。

試用期間って提示期間よりも早まることはあるの?逆に延長もあるの?

できるならば試用期間を早く終えて本採用にしたいと思うのは当然でしょう。

しかし、試用期間を早めることができるのか、逆に、提示されている試用期間が延長されてしまうこともあるのかなどについてお答えしていきたいと思います。

試用期間が早まるということは、滅多にないケースといえますが、あります。

例えば、3ヶ月の試用期間が1ヶ月で終了するということですが、こうなるケースとして、あなたという人材を一刻も早くその企業の一員として取り入れたいと思うような勤務態度、スキルや能力を持っていたという理由が挙げられます

あまり大手企業ではみられないことですが、特に小さな企業(個人経営など)ではあり得ることです。

あなたはSEとしてのスキルと経験があり、それを活かして転職先が決まったとしましょう。

転職先であなたはそつなく仕事を試用期間中にこなしていれば、「この人はうちの会社にとって重要な役割を果たしてくれる」と、みなされ、試用期間が早まる可能性があります。

一方、試用期間の延長はどうかというと、これも残念ながらあり得ることなのです。

しかも、これによって裁判が起きた例もあります。

ケリー
試用期間の延長ができる企業というのは、どんな企業ですか?
エンジェル
きちんとそういった場合があることが就業規則に記載されている企業のみよ。
ケリー
なるほど。
エンジェル
これが記載されていないのに、あなたが仕事でのミスが多いということを理由に試用期間の延長を言い渡すのは不当となるので、「就業規則に記載されていません」と、その際には申し出ましょう。

試用期間中に解雇されることはあるの?その際の給料はどうなるの?

試用期間というと、本採用ではないし、どうせクビにならないだろうからちょっと気楽に働けるなんて思っていませんか。

ケリー
本当に試用期間に解雇されることはないのでしょうか、そして、もし解雇されたならば試用期間中の給料はどうなるのでしょうか。
エンジェル
試用期間中に解雇されるケースはあるわ。しかし、これも法でどういった時にそうなるというのが決まっていないので、最初に就業規則をよく読むことは当然だけど、以下のようなケースは試用期間の解雇が正当であると裁判で認められているので、ご紹介するわ。


  • 出勤率が90%以下だった
  • 3回以上無断欠勤をしていた(社会人なら1回でもNGだといえるでしょう)
  • 勤務態度が悪く、注意しても改善されなかった
  • 協調性を欠く言動があった(社員不適格)
  • 経歴詐称

経歴詐称に関しては、企業が正すことができないことなので、すぐに解雇になっても仕方ないことです。

しかし、出勤率や勤務態度に関しては、内定を与えた企業が指導する義務があるため、それをせずに解雇するのは不当となります。

また、試用期間の解雇においても、通常時の解雇のように30日前までに解雇通告するか30日以上の平均賃金を企業側は支払わなければなりません。

ただし、試用期間開始から14日以内に企業があなたを解雇するのであれば、こういった義務は課せられません。

エンジェル
試用期間中にあなたは働いているわけですから、働いた分の給料についても企業側は必ず支払わなければいけません。
支払われないようであれば、企業にきちんと相談するようにしましょう。

試用期間中に退職したくなった!どうすればいい?退職理由はどうする?

試用期間に企業があなたを解雇するというケースがあるということはわかっていただけましたよね。

では、試用期間中にあなたが企業を退職したいという気持ちになりましたが、それはできるのでしょうか。

もしできるのであれば、その際にはどのように退職理由を伝えればよいのでしょうか。

試用期間に退職することは可能です。

ただし、試用期間とはいえ、明日から会社に来ないというのでは、会社にとっても迷惑ですし、法律で退職予定日の2週間前までに退職の旨を報告するというのが義務付けられています

できれば、退職意思が固まった時点ですぐに伝えるようにしましょう

企業側もあなたの穴埋めとなる人材を見つけなければいけないためです。

ケリー
色々企業について調べたのに、いざ入社してみると自分が思っていた仕事内容とは違った、会社の雰囲気がどうしてもなじめなかったなどの理由がありますよね。
エンジェル
そうね。ただ、思ったことをそのまま上司に伝えるのではなく、例えば、仕事内容が思っていたものと違っていた場合には、「周りの方が親身に仕事の仕方を教えてくださいましたが、私が思っていた仕事内容とは異なっていたようなので、退職させていただきたいです」などと、周りの人を立てつつ、やんわりと退職理由を伝えるのがベストよ。

試用期間があることのメリットとは

試用期間にはデメリットしかなさそうなイメージがありますが、試用期間にはいくつかのメリットがありますので、それをご紹介していきましょう。

待遇は本採用者(正社員)と同じ

試用期間中は正社員として内定しているのにもかかわらず、本採用とはなっていないため、正社員とは待遇が異なると思っている方は少なくありません。

しかし、基本的には待遇は正社員として働いている方たちと同じなので、残業した場合に、残業代が支給される会社であれば同じような条件で支払われます。

退職条件は同じでも退職はしやすい

試用期間中に退職を決めた場合、上記で述べたように、退職予定日の14日前までに通知しなければならないなどの条件はありますが、何年も勤めた企業を退職するよりはスムーズです。

ケリー
試用期間中には他の社員に仕事のやり方を聞いたり、トレーニングをすることが多いですよね。
エンジェル
その通りよ。担当企業やあなたがやるべき業務などを割り振られていない状態なので、業務の引継ぎなどの必要もないので、退職時に手間がかからないわ。

試用期間中でも法に保護されている

本採用でなくても、内定をもらってその企業で働いている試用期間中の社員を法ではしっかりと保護しています。

試用期間中の社員はいつでもクビを切ることができる弱い立場にあると思う方もいるでしょうが、入社後14日以上経てば、法律があなたを守ってくれ、突然の解雇を企業が宣言してきても、時間かお金の猶予が与えられます

知っておきたい!試用期間にはこんなデメリットが!

逆に試用期間中であることがデメリットとなることもありますので、それについて見ていきましょう。

給与が通常よりも少ない

試用期間中は、あなたの基本給と提示されていた金額よりもやや少ない金額が給料として与えている企業が多いです。

入社初月から提示されていた基本給がもらえると思っていた方にとってはやる気が落ちるかもしれませんが、こういったことも通常は就業規則に書かれていますし、入社承諾書を記入する前に確認している内容です。

試用期間中のスタッフは不安定な立場

内定と本採用、これは同じような意味合いを持ちますが、実は異なりますよね。

内定をもらったうえでその企業に入社して試用期間を経た上で本採用となります

つまり、試用期間というのは、本当の意味で採用が決まっていない不安定な立場であるため、あなた自身の気持ち的にも不安ですし、試用期間中にあなたが会社にとって不適合であると判断されれば不採用になるので、安心できない立場にあります。

試用期間14日以内なら突然解雇も

先述したように、試用期間14日内なら突然の企業からの解雇も法的には正当なものとしています。

エンジェル
この場合、14日間働いた分の賃金は支払われるのが常ですが、それ以外の支払いは一切なく、解雇通告後すぐに企業を去らなければいけない状態となるわ。
ケリー
、新たに就職先を見つけることになるので、この期間はナーバスな期間となりますね。
エンジェル
よっぽど勤務態度が悪くなければこんな状況は滅多に起こらないわ。

試用期間中に残業代が出なかった!これって違法?

上記では、試用期間中には残業代が出る企業では、それを試用期間中の社員にも出されるとお伝えしました(一般社員と同待遇)。

それなのに、あなたの試用期間中の残業代が支払われていませんでした

これは違法となるのでしょうか。

もちろん、これは違法です。

試用期間中とはいえ、あなたが承諾書にサインした通り、この時点で労働契約が企業と結ばれているのです。

そのため、試用期間中でも残業を支払うことはもちろんですが、あなたも気になっているであろう厚生年金や健康保険などの社会保険には加入しなければならないという義務があります。

ケリー
社会保険に加入していないと、被保険者期間が不足しているために失業保険を受給できない可能性も出てきますよね。
エンジェル
例え就業規則で「これらは本採用後に加入します」とか、「試用期間中の残業代は支払われません」と記載されている場合は、法律を無視した規則となるため、労働局などへ訴えるべきですが、その前に企業にこれは法律違反だということを説明するようにしましょう。

試用期間については事前に就業規則をチェックするのがマスト!

試用期間中というのは微妙な立場だといえるでしょう。

しかし、1度企業に入社したならば、その後は法律が守ってくれます(試用期間15日以降から)。

とはいえ、試用期間中に問題が起こらないようにするため、そして、あなたが納得して仕事ができるよう、必ず事前に就業規則をチェックすることと試用期間中の法律での扱いを上記を参考に頭に入れておきましょう。

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