転職活動は就活と同じような流れになりますが、就活と異なるのが、今現在も仕事に就いている方の場合、転職先の企業から内定後に辞めるための手続きをする必要があります。
目次
一般的な転職の流れを押さえておこう!
まずは転職をする際のおおまかな流れについて知っておきましょう。
そのため、あらかじめ転職活動期間を決めたり、今の業務を退職前にスムーズに引継ぎできるようにするなどのプランを立てておきましょう。
また、転職エージェントに登録することも任意ですが、エージェントに登録することで転職のプロたちのサポートを得られるため、スムーズに転職活動がしやすいというメリットがあります。
できるだけ早く転職先を見つけたいという方に転職エージェントはおすすめです。
適当なものにしてしまうと、内定がもらいにくくなりますので、このステップでは時間をたっぷりとかけるようにしましょう。
エージェントに登録された方は、転職アドバイザーに完成後添削してもらえば、魅力的な応募書類が出来上がります。
エージェントを利用されている方は、あなたに合った求人情報をもらえるので、様々な求人情報の中から魅力的な求人情報を探す手間もある程度省けます。
面接は内定をもらうための重要なポイントというわけです。
そんな重要なステップを突破できるようにするために、しっかりと面接対策を立てましょう。
志望動機や転職したい理由など、王道の質問に対する答えは必ず用意しておいてくださいね。
転職内定後の流れはどうなっているの?


在職中に転職先から内定通知をもらった後には、以下のような流れで転職先への入社まで進んでいきます。
- 労働条件の確認をする
- 内定承諾の連絡をもらう
- 雇用契約を締結する
- 退職日が決まる
- 今行っている業務の引継ぎ
- 今の会社を退職する
- 転職先へ入社する
まず、1番最初のステップである労働条件通知書ですが、これは内定連絡をもらった時点で一緒に送ってくることが多いです。
「どうせちゃんとしたことしか書いてないから大丈夫でしょ」と、思っている方は注意してくださいね。





労働条件通知書は、あなたが入社する前に必ず企業が提示しなければいけないものなの。出さないというのは法律違反よ!
それでも出してくれないようなら、今話題のブラック企業である可能性も高くなるため、入社はやめることをおすすめするわ!
労働条件通知書って何をチェックすればいいの?


契約期間
あなたが希望した入社時期になっているか、試用期間の有無と、それがあった場合の期間をチェックします。
業務内容
面接で聞いた通りの業務内容になっているか(希望以外の業務が含まれていたら伝えてください)
労働時間や残業
1日の労働時間、残業(所定時間外労働)の有無
給料
求人情報に遭った提示額と異なっていないか、基本給は問題ないか、賞与の有無、残業代の支給があるかどうか、そして、試用期間中の給料についてはどうなるのか
休日や休暇
週休何日なのか、何曜日が休みなのか、有給休暇の日数など(法律で定められているので、それに該当するかどうか)
その上で少しでも疑問に思うようなことがあれば、必ず転職先となる企業へ内定を承諾する前に確認してクリアにしましょう。
内定承諾の連絡はどうする?雇用契約の締結は何をするの?
あなたが今の企業に就職する際にも、このステップを踏んでいるはずですが、昔のこと過ぎて覚えていないという方も多いでしょう。
では、内定承諾の連絡の仕方や雇用契約の締結はどうするのかについて見ていきましょう。
内定承諾の連絡は電話でしてくるところもあれば、メールで送ってくる企業もあります。
ですので、あなたが内定承諾の連絡を受け取った手段(メールならメール)で返事をしてください。
そして、雇用契約の締結ですが、これは、企業側があなたに雇用契約書を提示しますので、その内容を確認して問題なければハンコを押したものを企業に提出します。
その時に注意していただきたいことが、あなたを守る契約書ですから、その控えをもらっておくようにしてください。
内定保留ってできる?内定辞退の方法は?
転職活動中、複数の企業にあたっているかたは、そのいくつかの企業から内定をもらうこともあるでしょう。
しかし、どこにするか決められない場合、内定を保留してもらえるのか、また、内定を辞退するにはどのようにすれば良いのでしょうか。
内定保留ができるかどうかはその企業によって異なります。
ですから、まずは内定をもらった企業の人事に、どのくらい待ってもらえるか確認を取りましょう。

今の会社を退職!その際の手続きは?
転職先の企業への内定を承諾する前に、やっていただきたいのが、今の会社を退職する手続きです。
その流れをご紹介しましょう。
これは早ければ早いほど良いですが、遅くとも退職日の1~2ヶ月前までに報告してください。
転職先への入社日のことも気になるでしょうが、今勤めている会社での業務をしっかりと最後までこなすことが1番です。
転職先もあなたが在職中であることはわかっているので、ある程度入社日の調整はしてくれます。
その後、引き継ぐ担当者に業務について説明します。
業務で使用したパソコンの中に入っているデータの整理や削除も行いましょう。
退職する際には会社からこれらを受け取ってください(あなたが伝えずとも、総務の方などは慣れているので用意してくれているはずです)。


転職先に入社する前に必要な書類をご紹介!
転職先へ入社する際には、いくつかの必要な書類がありますので、そちらも押さえておきましょう。
まず、今の勤め先から入手していただきたいのが、源泉徴収票、雇用保険被保険者証と年金手帳です。
さらに、転職先からは雇用契約書、扶養控除申告書、健康保険被扶養者異動届と給与振込先の届書(これは入社日にもらっても問題ありませんが、すぐ提出できるよう、キャッシュカードや通帳などを持っていくようにしましょう)です。

内定後の流れを押さえれば退職も入社もスムーズ!
転職活動中は何度ももバタバタすることが出てくるでしょう。
しかし、内定をもらってからは退職手続きや入社手続きのためにやることはたくさんあります。
それが少しでもスムーズにいくようにするには、ここで内定後の流れを押さえていただき、これを参考にして動いていけば、理想的な退職・入社ができるはずですよ。