転職をする際は、面接だけでなく、その後のアフターフォローにも気を使った方がいいという方がいいのか、迷いますよね。
確かに採用担当の方との連絡ややりとりも、採用の審査ポイントのひとつになっているのかもしれません。
そんな中でも面接後のお礼のメールは、必要であるのか、ないほうがさっぱりして良いのか、自分ではなかなか判断できないかもしれません。
今回は面接後のお礼メールが必要なのか、またメールを送る際の例文についてまとめてみました。


目次
面接後のお礼メールは絶対に必要という訳ではない!
結論からお話しすると、面接を受けた後のお礼のメールは必ず送らなくてはならないという決まったルールがあるわけではありません。
ですのでメールを送らなかったから、採用試験に落ちるということに必ずしも繋がるわけではないのでその点は安心してください。


面接後のお礼メールは、送ると印象が良いのは確か
面接後のお礼のメールは、採用試験の合否に直接関係あるものではありません。
しかし、お礼のメールを送ると印象がグッとよくなることは事実です。
一般的にお礼のメールまで気が回る人は、それほど多くはないので、「気がきく人だな、気持ちの良い人だな」と採用担当の方に感じてもらえる可能性は多いにあります。
人柄は採用時には重視されるので、可能であればお礼のメールは送っておくといいでしょう。
面接後のお礼メールを面倒だと感じる採用担当がいるのも事実
面接をした後のお礼のメールは、人柄の印象がよくなることはお話ししました。
しかし採用担当の方によっては、「面接が終わったのにお礼のメールまでして来て、ゴマをすっているのかな」と感じてしまう方がいることもまた事実です。
面接が終わったのだから、その後はこちらからの連絡を静かに待っておいて欲しいと感じる方もいらっしゃいます。
また送られたメールへの返信が面倒だなと感じる方もいるかもしれません。
採用担当の方もお仕事をたくさん抱えているので、なるべく自分の仕事に集中したいと感じてしまうのは仕方のないことですよね。
ですのでお礼のメール=必ずしも歓迎されるものではないと念頭においておくといいですね。
面接後のお礼メールの場合は送った相手の負担にならないように意識する
これまでお話ししたように、面接後のお礼のメールは、歓迎される場合と、そうでない場合があります。
それは相手の感じ方なので、こちらとしてはどうにもできないことですね。
そのことを踏まえた上で、やはりお礼のメールを送ろうと考えた方にぜひ、心に留めておいてほしいことがあります。
それはお礼のメールは、受け取った相手に負担にならないように意識して送ることがとても大切だということです。
相手をきちんと配慮したメールをみた相手はお礼のメールを好意的に感じることができます。
また、あなたが相手の状況を想像したり、気配りができる人だと受け取ってもらえるようになります。
それでは実際に相手に負担にならないメールを送る際に気をつけたいポイントをご紹介します。
文字数に気をつける
メールを開いたときに、びっしりと文字が書き込まれていると、それだけで文章を読むのが億劫に感じてしまいますよね。
そのように感じさせないためにも、長々しい文面のメールを送るのはやめましょう。
自分から見て、これなら読むのに負担がないなと感じる文章の量を意識してみてくださいね。
自分のことばかり書かないようにする
お礼のメールでは、自分の感じたことや意見をあまり多く書きすぎないように注意しましょう。
お礼のメールなのだから、そんなに自分のことを書くわけがないじゃないかと考える方も多いかもしれませんが、お礼とこぎ着けて自分の近況ばかり書いてしまうという方が実際に少なくありません。
そんなことはしないという方は、スキップしていただいて構いませんが、普段から人の話を聞きなさいと注意されるような方は、気をつけておくと印象のいいお礼のメールを書くことができますよ。
面接後のお礼のメールを、印象良く、気持ちよく読んでもらうために、「文字数に気をつける」「自分のことばかり書かないようにする」といったポイントに気をつけてメール文章を作成してみてくださいね。
面接後のお礼メールの例文をご紹介!
それでは最後に、面接後のお礼のメールを送るのに使える例文をご紹介していきます。
基本的にはビジネスマナーを意識した文章であれば、特にこのように書かなければならないというようなルールがあるわけではないので、肩を張らずに書いてみましょう。
先ほど紹介した2つのポイントを意識しつつ、例文を参考にしながらメールの文章を作成してみてくださいね。
また文面も長々しいものではないので、意外と短い時間で書き上げることができると思いますよ!


ビジネスマナーに基づいたベーシックな例文
それではさっそくメールの例文をご紹介していきます。
株式会社〇〇
人事担当 〇〇様
いつもお世話になっております。
私は本日面接をして頂きました、△△と申します。
この度はお忙しい中、面接の時間を設けていただき誠にありがとうございました。
〇〇様とお話しする中で、御社が築いてこられた歴史や、何よりも大切にしている信用、信頼について知ることができ、大変勉強になりました。
短い時間ではありましたが、直接お話ししていただいたことで、益々貴社にてお仕事させていただきたいという気持ちになりました。
簡単ではございますが、取り急ぎ、メールにて御礼をさせていただきます。最後に貴社の益々のご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
氏名
メールアドレス
電話番号
例のようにビジネス形式での文面でメールを作成することが基本ですが、形式にこだわりすぎずに、自分の言葉をきちんと使うことも意識してみてください。
もちろんあまりに砕けすぎては、面接を受けた立場として書く文面として、ふさわしくないですね。
しかし逆にかしこまりすぎても、例文をそのままコピーしてきたのかなと思われてしまうかもしれません。
そうならないためにも、メールマナーと自分の言葉のバランスを意識してメール作成してみてくださいね。
御礼のメールとは言え、アピールする気持ちも込めてメールを作成しよう
面接後の御礼のメールではありますが、やはり転職活動している方の立場からしたら、このようなメールでもしっかり自分のことをアピールしておきたいですよね。
御礼の気持ちを伝えなければならないのに、自己アピールをしてはいけないかなと思う方もいるかもしれません。
しかし過度の自己アピールでなければ、アピールしてもほとんど問題ないと考えて大丈夫です。
面接をしてどのように感じたか、また面接を受けた会社についてどのような印象を持ったかを自分の言葉で書くことで、あなたのオリジナル性を伝えることができ、他の転職希望者との差別化ができるでしょう。
メールの返信は不要というメッセージは書く必要はない
相手の負担を減らすために「メールの返信は不要です」という文言をメッセージに入れる方もいますが、個人的にはそのメッセージは必要ないのではないと判断します。
その理由は、そのメールに対してメールを返すか返さないかを決めるのは、メールを受け取った採用担当の方が決めることだからです。
わざわざこちらから不要だと言わなくても、必要がないと思えば送ってこないですし、必要だと思えば送ってきます。
メールが来なかったとしても、それは何百人もの就職希望者を相手にしているか、他の自分の仕事でてだいっぱいだからだと考えられます。
相手への負担にならないメールを作成したら、それで十分に気配りは伝わるはずなので、それで十分です。
返信が来ないと面接に落ちたのではないかと心配してしまう方もいるかもしれません。
しかし面接の結果は、電話やメールで「御礼のメールの返信」とは別に必ず来ますので、安心してくださいね。